はマ~。

 いつものバス停にて――


「へぇ~……オゾン層って回復にむかってんだ~」

 月夜が話題のニュ~スを集めた記事の中から、


「そ~なんだ。昔はオゾン層って回復しないって聞いた様な……まあ、いいや。一九八九年に施行されたモントリオ~ル議定書の措置によりフロンガスの長期的減少が継続的な回復に繋がった、現在は毎年三パ~ンセトづつ回復を続け北半球や中位層は二〇三〇年までに完全に回復するという見込み、もっとも被害の大きい極地の回復は二〇六〇年になるという予想……う~ん……いいニュ~スなんだケド、二〇六〇年かぁ~……長いなぁ~……」

 月夜がそんな風に地球の未来を憂いている隣では、


「ケ~ヤクした80パ~セントのトコがもういらないっていってるペッパ~くん。う~みゅ……カイテンすじのトコはすっごくあってるきがすんだけどなぁ~……」

 テクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「ほかのトコでは『うまくカツヨ~できない』とゆ~イケンのなか、スシやさんではト~ヨこそ『ヒトがやったほ~がはやい』といっていたベテランのジュ~ギョ~インでさえ、オンラインよやくとレンド~してアンナイするペッパ~くんをシンライするよ~になったかぁ~。いまじゃセ~フクもきちゃってすっかりアンナイやくにおさまってるモンね」

 元気よく挨拶して、席の案内する白いロボットの姿を思い出しながら、


「もう『ハマ~くん』にカイメ~すればいいのに」


「せっかく定着してきたのにそんなややこしい事しなくてもいいじゃない」

 イブキの冗談にそう突っ込みをいれる月夜だった。

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