かミ。

 いつものバス停にて――


「カルダシェフ・スケ~ルによってちてきせ~め~たいのブンメ~レベルは3ダンカイにわけられてんだけど、イチマンコ~ネンさきにあるシン・ウチュ~にはさらにシンカしたタイプ5のウチュ~ジンがいるかもしれないっ!?」


「そのブンメ~は――タイプ5にカテゴリされるブンメ~のセ~メ~タイはゼンチゼンノ~であやゆるコトができあらたなセ~メ~のソ~ゾ~はもちろん。あたらし~セカイをソ~ゾ~するコトもカノ~! う~みゅ……それがイチマンこ~ねんさきにある『イ~タカリ~ナせ~うん』にいるんだ~……」

 そんな事を言いながら、タイプ5に属する宇宙人の想像図を見る。


「なんか……とりあえずハゲてるよね~。ウチュ~ジンさん。カミあんのウチュ~てきにははやってないのかな~……」

 グレイっぽい画像を見ながら、そんな事を洩らしているイブキの隣では、


「ペヤングがスカルプDと共同開発したカップ焼きそば?」

 月夜がそんな記事を読んでいた。


「スカルプDってアレよね? 男性用のシャンプ~の――」

 TVCMを思い出しながら、


「ケのはえるヤキソバっ!?」

 イブキが横から口を挟んでくる。


「アンタさっきから髪の話ししかしてないわよ」

 ヤキソバの画像を見ながら、そう言う月夜だった。

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