れべル。
いつものバス停にて――
「空飛ぶ車を二〇二〇ネンダイに実用化すると国土交通省と産経省が工程表を提示か~……」
月夜がテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「ふ~ん……官僚までがそんな議論をしてるなんて、いよいよ本当になりそ~ね~……」
澄んだ秋空を見上げ、十、二十年年後にはいるであろう空飛ぶ車の幻影の見上げながら、
「まずは二〇二〇年代に技術を確立させ、山岳部、離島での運用を優先して二〇三〇年代に都市部での運用を想定……車飛んだらいよいよSFよね~……」
「安全性とか気になるわよね。完全自動運転になるのかしら? 目的地だけ設定して後は機械任せみたいな? なんにしても世界が変っちゃうわよね」
「2000ネンのときには2016ネンには、そんなセカイになってるっていってたけどね~」
「そなのっ!?」
「うん。ホント~なら2016ネンにはとんでたハズだよ。やっぱしフツ~のヒトがとぶのはソ~ト~むつかしんだよ」
腕組みしながら、そう語るイブキ。
「それはそ~と、いまアッツと~がマイナス3ドでサムイと~が27ドなんどけど、これってナマエぎゃくしたほ~がいいとおもわない?」
「なんか一気にど~でもいい話しまで下がったわね~……」
イブキの言葉にそう返す月夜だった。
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