すいみんほ~しュ~。

 いつものバス停にて――


「お好み焼き牛丼?

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、某牛丼チェ~ンの新メニュ~を見ながら、


「ふ~ん……なかなかおもしろそ~な丼じゃない!」

 牛丼の上にタマゴ、マヨ、カツオブシ、紅ショウガがのった丼の画像を見ながら、


「サイズは中、大、特、メガ。オタフクソ~スの人気商品『お好みソ~ス』がかかり、からしマヨとカツオブシがかかる……う~ん……これって食べる前に混ぜたほうがいいのかな~?」

 月夜がそんな事を悩んでいる隣では、


「スイミンホ~シュ~せ~どっ!?」

 イブキがそんな記事を読んでいた。


「しっかりねむると、おかねもらえるっ!? いいね、いいね! イブキさんゲ~ムのあとのミゴトなねっぷりをみせてあげたいよっ!」

 イブキはパソコンデスクでキ~ボ~ドをマクラかわりにして寝オチしている自身の姿を思い浮かべる。


「あのミゴトなねっぷりをヒョ~カしたら――」


「よく記事みて見なさいよ。スマホアプリで睡眠管理して一週間に六時間を超える睡眠を五日以上ってあるじゃない。アンタみたいに睡眠時間削ってゲ~ムに没頭して気が付いたら寝てたみたいなやつはマイナスになんじゃない?」


「ぬう……シツよりリョ~なのか……」

 そういって悔しがるイブキだった。

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