かじゅ~ろ~ド~。

 いつものバス停にて――


「肉の日に合わせて二七日からハンバ~ガ~のパティが二倍っ!!」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、ファ~ストフ~ド店のそんな広告に喰いつく!


「ビ~フ、チキン、ポ~クぜんぶ二倍……」

 月夜の脳内で牛や豚、鶏が次々と分裂していく。


「いいじゃない! パティ二倍、肉二倍っ!!」

 月夜の脳裏で増殖を続ける牛と豚と鶏、そんなアホな事を考えている月夜の隣では、


「カジュ~ロ~ド~ぼ~しのためにテ~ジになるとにげだすマウス?」

 テクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「う~みゅ……そんなコトしないでテ~ジすきてもパソコンついてるよ~ならバクハツするよ~にすればいいのに、そ~すればわれさきにとにげだすのにっ!」

 イブキが自信満々にそんなアホな事を言う。


「そんなあぶない職場イヤじゃない」

 月夜がおもわず口を挟んでくる。


「じゃあさ、テ~ジすぎてもシゴトしてたらイスがダッシュツソ~チみたいにうちあげられて、そのままイエにキョ~セ~てきにかえすとかは?」


「それだと皆、逆にその装置に頼ってわざと残業すんじゃない?」


「う~みゅ……むつかし~な~。イブキさんだったらはたらかないってセンタクでかいけつすんのに」


「全員がアンタだったら日本は滅んでるわよ」

 そう言い切る月夜だった。

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