ちょコ。

 いつものバス停にて――


「ファミコンミニをカイゾ~してシュ~ロクされているタイトルいがいもあそべるよ~にするかぁ~……」

 イブキがゲ~ム系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「むかしメ~カ~がヒテ~してボクメツまでしよ~としたエミュレ~タ~をいまじゃコ~シキがだすジダイだもんなぁ~」

 時代は変わったなぁ~とジジくさい事を洩らしながら、


「hakchi2ってやつ、つかえばパソコンとつないでソフトのかきこえができんのかぁ~。もんだいはソフトのROMファイルだよね~、ソフトあってもパソコンにつないだりするやつないとデ~タとりだせないし、ROMファイルをダウンロ~ドするとイホ~だし……」

 イブキがそんな事を言っている隣では、


「りらっくまん?」

 月夜がクマがモデルのキャラクタ~型中華まんの画像を見ながら、首を傾げていた。


「変わった中華まん食べたいケド……」

 そんな事を言いながら続きを読み進める。


「りらっくまん――チョコレ~ト味か~チョコまんは割と販売されるケド……」


「なにこれっ!? かわうまそっ!!」

 月夜の微妙な反応とは対照的に激しく喰いつくイブキ。


「え~! でもチョコまんだよ」


「なにいってんの、だからいいんじゃん!!」

 甘い物が大好きなイブキはそう言い切るのだった。

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