すまほあぷリ。
いつものバス停にて――
「ピザの注文アプリか~」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「まずは持ち帰りか宅配を選択した後に、調理状況や配送状況なんかも随時確認できる。さらにクレカやケ~タイ払いもでき、お金を払う手間も省ける。ドンドン便利になっていくわよね~。回転寿司もスマホアプリで予約して向かうってお店に着くと、もう席につけちゃうものね~。そのうちアプリで注文したらドロ~ンで飛んでくる牛丼とかできそ~よね~」
月夜はドロ~ンに吊り下げられた空飛ぶ丼をイメ~ジしていると、
「ふふん♪ いまのアプリはもっとシンカしてんだよ~」
イブキがドヤ顔でそんな事を言っていた。
「そ~なの? 牛丼が転送され――」
「いまはこんなシンレ~たんちアプリなんてモノあるんだよ~」
イブキがオカルト系の記事にあった、そんなモノを見せるなり『プイ』と横を向く月夜。
「このアプリには2つのキノ~があって」
関係なく説明をはじめるイブキ。
「まずはゴ~ストレ~ダ~でオバケがいそ~なトコにスマホをかざすと、スマホのセンサ~きの~(マイクとかなんか)をつかってオバケをケンチできんだよっ!」
「もう1こはオバケをサツエ~できるキノ~。さらにはユ~リョ~になるけど240エンはらえばオバケのコトバをホンヤクできるキノ~もあんだよっ! こんど月夜のへやでやってみよ~よ」
「ウチの部屋にオバケなんていないモン」
頑なな態度でそう言い切る月夜だった。
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