こ〜さク。

いつものバス停にて――


「夏休みの工作は今一〇〇均で専用キットがあるんだ〜」

月夜は幼女の頃がんばってつくったマッチ棒の家やなんだかよくわからない物を「なんだろ? これ」と思ったまま作り最後までよくわからなかった作品の数々を思い出す。


「あれ結構〜めんどくさいのよね〜。テ〜マとかあるととくに」


「そ〜なんだよっ! なんでガンプラがダメなのかリユ〜がわっかんないっ‼︎ へんなマッチぼ〜でつくられたやつよりもヘンケ〜するモビルス〜ツのがゼッタイげ〜じゅつせ〜はたかいよっ! ヘンケ〜すんだよっ! ヒトガタがヒコ〜キになんだっ! 0、5ビョ〜でヘンケ〜できんだよっ!」

月夜はマッチ棒や粘土の中で一際輝くプラスチックの作品があった事を思い出す。


「MGだとすっごいのだと4ジカンぐらいかかるのに、センセ〜はなにもわかってないんだもん」


「そりゃ〜そんなモン宿題で認めるワケには……」



「ヘンケ〜はアシュマ〜しかみとめないっていうんだからさ〜! あんなのヘンケ〜したあとはジャガイモじゃん! そらとぶジャガイモ」

イブキは件のモビルス〜ツをひたすらジャガイモとディスりまくる。


「さいごにはHGUCデンドロだったらみとめる。こんかいはゼ〜タでもいいってゆ〜ハンテ〜になったけど……」


「そんな判定になってたのっ⁉︎」

小学生の頃にあった知られざるエピソ〜ドに驚愕する月夜だった。

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