いんせキ。

いつものバス停にて――


「KFCが食べほ〜だいかぁ〜……あれなかなかいいのよね〜」

月夜がレッグチキンを両手に持って満喫している姿を思い出す。


「七月二十日から八月三一日の金曜日で予約制かぁ〜……夏休み中は毎週チキン満喫できるじゃなっ!」

月夜がそんな風ににニワトリの絶滅宣言をしている隣では、


「チキュ〜におちたインセキをボツワナでカイシュ〜……おぉ! ケンつくろっ! またはジュ〜ダン――きっと、それがこのあとにやってくるエイリアンにユ〜コ〜なんだよっ‼︎」

イブキがそんなハリウッド展開な事を口にしながら、続きを読み進める。


「カイシュ〜したのは2018LAというナマエのインセキでやく2メ〜トル、まだソザイちょ〜さはされていないのでせ〜ブンこ〜せ〜はフメ〜。インテツだよ! インテツ‼︎ でんせつのけんのザイリョ〜だよ」


「こんかいチキュ〜にショ〜トツするも、あまりしられていないのは140メ〜トルいかのモノはげんざいキケンシされていないから、ただコンカイ、ショ〜トツちょくごにヒのタマがかんそくされジンコ〜ミッシュ〜ちたいにおちたばあいヒガイがでたカノ〜セ〜も」

下のほうに回収された隕石の画像がでる。


「あら? これウチがポイ捨てした缶じゃないの?」

そんな事を言いながら空にむかって持っていた缶を投げる!


それは三万キロ近い速度を出しながら、夏の空へ消えていった。


「たまに燃え尽きないのがあるのが欠点よね」

前健体操のような動きをしながら、そんな事をいう月夜だった。

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