ぶらっくほ~ル。

 いつものバス停にて――


「大手回転寿司チェ~ンでウナギを三二枚使った一万円寿司を販売っ!?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「三二枚で一万円なら破格よね~。産地にもよるケド、中国産でも一尾一〇〇〇円するものっ! 単純に考えても三万円超えよね~。イクラもオマケにのってるし~」

 月夜は高級そうな櫃にイクラとウナギが満載になっている画像を見ている隣では、


「みえないキョ~イがせまっているっ!?」


「見えない胸囲? アンタのコトじゃない」


「ラスベガスでジカンがおくれるっ! もしかしたらブラックホ~ルがせっきんしているカノセ~もっ!?」

 月夜の横やりをスル~して記事を読み進めるイブキ。


「20ミリビョ~というミジョ~にみじかいジカンではあるが、ぶつりてきにこのテのゲンショ~がおこるコトはない。う~みゅ……やっぱしちかづいてんのかな~?」

 見えるワケでもないのに梅雨明けした強い日差しの空へと視線を向ける。


「カンソクされたトコロはあのエリア51からちかいコトから、もしかしたらド~シセツでなにかをおこなったカノ~セ~もっ!? そっか~そっちもあんのかぁ~」


「タダの機械ミスじゃないの?」


「え~! ブラックホ~ルなんてワクワクするじゃん!」


「アンタ怖がってんじゃないのっ!?」

 むしろウェルカムだったイブキにそう言い放つ月夜だった。

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