かみはんキ。

 いつものバス停にて――



「おぉ! スマホのラッカをカンチしてダンパ~がとびだすスマホケ~スっ!?」

 イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事に喰いついた!


「これまえにイブキさんがいってたアイディアだよね~? イブキさんもいいアイディアだとおもったモンっ!」

 元は別のスマホケ~スの記事をイブキが勝手に勘違いしたのがきっかけなのだが、そんな事は忘れてスマホの四隅からしなやかな金属が『シャ!』と鋭く飛び出すGIFを見ながら、


「でも、これつかってるときにゴサド~でウデに『ぷす!』ってなったらイヤだな~」

 イブキはスマホを使ってるときに四隅から金属がでて腕に刺さる様をイメ~ジしている隣では、


「JCJKの流行語上半期かぁ~……」

 月夜がオシャレ系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「四位の『クセがスゴい』とか『ないた~』はわかるけど……」

 ランキング表の上位を見ながら、


「二位の『あざまる水産』や一位の『あけみざわ』はサッパリわかんないわね~」


「えっ! 月夜わかんないのっ!?」


「アンタはわかるの『あざまる水産』」


「わかるよ。ありがとうございます→あざっす→あざす→あざまる→あざまるすいさん」


「ちょっと待って。第二もおかしいケド、第三形態から逆に文字数増えてるよっ!」


「さいきんはみじかくしてギャクにながくするのがハヤリなのっ!」


「そ~なのっ!? じゃ『あげみざわ』も……」


「それはテンアゲとかテンションMAXとかたぎったときにつかうんだよ」


「そ~なの? なんかイマイチ法則性がわっかんない」


「まあ、つかってるヒトはイチブだけどね~」

 知ってても使うとは限らない流行語だった。

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