こあラ。

いつものバス停にて――


「あのデンセツのクソハ〜ド、マイビジョンのミカイフ〜がハッケンされるっ⁉︎」

イブキがゲ〜ム系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「あのよくわかんない14コのボタンとA〜Eまでのコントロ〜ラ〜っぽいボタンがついたキ〜ボ〜ドっぽいニュ〜リョクデバイスはザンシンだったよっ! ザンシンすぎて21セ〜キになったいまでもあんなモノないモンっ!」

イブキが適者生存を口にする。


「ソフトはミニュ〜カなんだぁ〜……たしかゴモクならべ、ハナフダ、マ〜ジャン、リバ〜シとかだったきがする。タイセンするならもういっこマイビジョンとソフトにツ〜シンケ〜ブルがいる、むかしのゲ〜ムボ〜イしよ〜だし。ソフトのナイヨ〜てきには「これ、わざわざマイビジョンでやんなくても、ジツブツでやればよくねぇ?」なんだよね〜」

イブキがそんな風にケチョンケチョンにハ〜ドのダメだしをしている隣では、


「コアラにとって重大な病気、クラミジアの治療に全身」

月夜がモフモフで木にしがみつくコアラの画像が添付された、そんな記事を読んでいた。


「お〜! コアラだ!」

イブキが月夜のスマホ画面を見ながら、


「このコってケッコ〜おもいんだよね〜。まえにイッシィにコアラをだっこできるイベントいったじゃない? おぼえてる? なんかふるいセ〜タ〜みたいなゴワゴワしたかんじだったよね! あとツメがするどい! だいてるときそれはささっていたかったな〜……」

イブキが少しまえにいった思い出を口にしていると、


「……そ〜なんだ。ウチは抱いてないからわかんない」


「えっ! いっしょにいったじゃん。イブキさんのつぎだったでしょ?」


「……うん。コアラってね走ると意外と速いよ」

混雑回避のために先に出ていたイブキは暗い表情のままやたら、早く出てきた月夜を思い出したのだった。

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