じんめんいワ。

 いつものバス停にて――


「ビ~フステ~キをカットした新メニュ~のお弁当っ!?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、某有名お弁当チェ~ンの新商品を見ながら、


「いいじゃない! カットステ~キ重――五九〇円で値段も御手頃ね~。うどんもおいし~牛丼チェ~ンでも持ち帰りのリブロ~スステ~キ丼を販売――これもいいな~」

 月夜が白いご飯の上に『デンっ!』とデッカいカットステ~キがのった弁当の画像を見ながらそんな事を言っている月夜の隣では、


「ダイガクキョ~ジュがカセ~のジンメンイワのカイセキをおこなったトコロ、ガンキュ~やハなどのこまやかなトコまであって、カクジツにジンコ~ブツであるとカクテイされたっ!?」

 イブキそんな怪しい記事を読んでいた。


「カイセキしたのはSETIにサンカしてたブツリキョ~ジュ。う~みゅ……これはカクテ~かな~? カセ~にはなにかいるんだよっ!」

 赤茶けた大地の上をズルズル這いずるタコ型星人をイメ~ジしながら、そんな事をいうイブキ。


「いや、そんなのはいないでしょ」

 月夜がまるでイブキの頭を覗いたかのような事を言う。


「え~! いるよタコせ~じんっ!!」


「もし、いたらウチが茹でておいしくいただいちゃうわよ」

 さして興味もんさそうにスマホいじりながら、答える。


「ウチュ~せんそ~になっちゃうよっ!?」

 大袈裟にそういうイブキだった。

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