もすき〜とはんタ〜。

いつものバス停にて――


「肉盛りチキンカツ丼か〜」

グルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「画像をみると丼より定食のほうがウチ好みかな〜」

月夜は肉盛り皿に味噌汁と大盛りご飯がのった御膳の画像を見ながら、


「やっぱり暑くなってきたら肉よね〜」

年中同じような事を言っている月夜の隣では、


「そうなんだっ⁉︎ そんなホ〜ホ〜があったんだっ‼︎」

イブキがなにかの記事を読みながら、そんな声を洩らしていた。


「あのコロコロをつかえばカをらくにしとめられるなんてっ⁉︎」

イブキがあの転がしてゴミを取るコロコロ――粘着カ〜ペットクリ〜ナ〜の意外な使い方を知る。


「カはたたこ〜としたときサッキをかんじてにげんだけど、コロコロからはサッキがでないから、かんたんに『ぴと』ってひっつけれんだって」


「蚊は殺気を感じてんじゃなくって、手の温度や臭いを感じてるんだケドね」


「ふふん♪ イブキさんのコロコロにと〜りゅ〜でカをしとめまくっちゃうモンね〜」

イブキは胸の前で両腕をクロスさせる謎ポ〜ズを取りながら、


「なんなのよ二刀流って」


「ジメンよ〜とベッドよ〜」


「あぁ……なんとなくわかるわ〜」

イブキ流コロコロモスキ〜ト拳誕生の瞬間だった。

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