はネ。
いつものバス停にて――
「アマゾンで王将の餃子一五〇個が四五〇〇円かぁ~」
月夜が餃子を渦巻き状に盛り付けた皿の画像を見ながら、
「二九〇〇円でチャ~ハン二〇袋――」
スマホ画面を下へとスクロ~ルさせながらお得なオススメ商品を見ていく月夜。
「低反発マクラにミシン、防水スマ~トウォッチ、う~ん……他にはダイエットマシ~ンにクッキング温度計にスマホ用のセルカレンズ、透明ソフトケ~スに空飛ぶスマホケ~ス――」
月夜が興味なさそうに商品名を読み上げていく――
「んっ!?」
それを隣で聞いていたイブキが反応する。
「そらとぶスマホケ~ス?」
月夜の言葉に青空をフヨフヨ浮くスマホケ~スをイメ~ジする。
「ね~ね~月夜~。そらとぶスマホケ~スってどんなん?」
そう言いながら月夜の服をひっぱる
「空飛ぶ?」
「さっき月夜がいてったよっ! ちょっとかして」
月夜のスマホを操作するイブキ。
「あった。これだっ! なになにセンサ~がラッカをカンチするとハネがでてドロ~ンになるスマホケ~スっ!?」
「そんなのあるのっ!?」
「まだクラウドファンディングだって、おとしてもジメンにラッカしないスマホケ~ス」
「でも、アンタのその鉄アレイスマホケ~スつけてたら飛ばないんじゃない?」
月夜は豊胸のためにつけている十キロの重りがついたスマホケ~スを指しながら、そういうのだった。
これは『小説家になろう』にて60件目のブックマ~ク登録更新を記念して執筆されたものです。
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