かチ。
いつものバス停にて――
「ステ〜キ宮食べほ〜だい全国一三八店舗で開催っ⁉︎」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事に瞳を牛にして食いついた。
「六月四日から一四日までの十日間か〜……一三八店舗あったら半分ぐらい食い潰しても問題ないよね?」
月夜がそんな未知なる力を解放しようとしている隣では、
「あのATARIがついにライネンくがつにハンバイっ⁉︎」
こちらも瞳をATARIにしたまま、ゲ〜ム系ニュ〜スの中にあった、そんな記事に食い付いていた!
「そっか〜……クラウドファンディングでおかねあつめてたやつモクヒョ〜いったんだっ⁉︎ ぜったいいかないとおもってたのに……みんなおかねあまってんのかな〜?」
半ば呆れつつ、記事を読み進める。
「Linuxベ〜スのシステムにア〜ケ〜ドや2600むけにリリ〜スされたメ〜サクソフト――いやいやATARIにメ〜サクないから」
イブキが手横に振りながら、
「ソフト100コいじょ〜シュ〜ロクして27800エン――たかいっ! 3マンエンちかくだしてクソゲ〜100コかうんだっ! もうイッシュのバツゲームだよねっ‼︎」
と、ケチョンケチョンの評価をする。
「らいねんのクガツはんばい――よし! かおっ‼︎」
「なんでっ⁉︎」
隣で一連のボロクソ評価を聞いていた月夜がそんな声を上げるのだった。
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