だいコ~。

 いつものバス停にて――


「あしたからメロンのショ~トケ~キがはんばいかぁ~」

 イブキがコンビニスィ~ツを扱った記事を見ていた。


「メロンのケ~キなんてゼッタイおいし~やつじゃん」

 イブキはキラキラした瞳でメロンケ~キの画像を見ている隣では、


「消費税撤廃っ!?」

 月夜がそんな声を上げた。


「六月一日で消費税が撤廃するとマレ~シア政府が発表――マレ~シアの話しかぁ~……」

 記事を読み進め、ガッカリする月夜。


「日本の事じゃなかったのか~……地味に小銭が増えて大変なのよね~……」

 月夜がそんな風にボヤいてると、


「きゅ~じつだいこ~っ!?」

 今度はイブキがそんな声を上げる。


「すごい、すっごっ!! このサ~ビスつかえばガッコ~いかなくていい」


「ちょっと貸して」

 喜ぶイブキのスマホを見る月夜。


「あ~……喜んでるトコ、アレだけどこれアンタが思ってるのと違うわよ」

 月夜がイブキのスマホを指しながらそんな事を言う。


「へ?」


「これ……お金を払って本人の代わりに休暇とってっていうサ~ビスよ」


「? ??」

 月夜の言葉にさらに首を傾げるイブキ。


「アンタがお金を払って別の人に遊びに行ってもらうの」


「じゃ、イブキさんは?」


「フツ~に学校行ったり、仕事したりするの」


「そんなのだれがつかうの?」

 すっごい無表情になり洩れ出る様にそんな事をいうイブキ。


「さぁ? 仕事したい人じゃない? ほら、ある程度、休暇とか取らないとブラックとか言われちゃうでしょ? ウチもあんましわかんないケド、そ~ゆ~人が使うんじゃない?――ってか、使うのかな~?」

 月夜も半信半疑でそんな事をいう謎のサ~ビスだった。

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