ついせきしャ。

いつものバス停にて――


「ドラクエVRはエイチピ〜のがいねんがなくイチゲキくらうとヒンシ、もういっかいくらうとシボ〜になる。ふむふみゅ……ギジュツてきにダメ〜ジすうちをへらすてきなモノはムリなんだ〜」

イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にある、人気ゲ〜ムの体験を読んでいた。


「センシはタテでの『ガ〜ド? 』『ボ〜ギョ? 』もジュ〜ヨ〜になってくんのかな?」


「さいしょはスライムやドラキ〜をたおしてすすむとル〜ラでつぎのポイントへいど〜……このときのル〜ラえんしゅつはみものかぁ〜」


「つぎのポイントではキメラやさまようよろいなどとセント〜。さまようよろいはタテでコ〜ゲキをふせぐなどのコ〜ド〜をし、ちょっとだけテクニカルになる。いいなぁ〜はやくいっぱんこーかいしないかなぁ〜」

イブキがそんな事を言っている隣では、


「朝、犬の散歩をしていると背後に気配を感じ……

振り返ってみると……」

月夜がTwitterで話題のそんな記事を読んでいた。


「振り返ってみてみると……」

固唾を呑んで続きを読み進める。


「キタキツネがついてきていた。いいじゃない! そんな夢のような出来事、ついでにキツネも持ち帰っればいいのよっ!!」

月夜は興奮ぎみにエコノキックスの事など、お構いなしにキツネのモフモフの尻尾を触る姿をイメ〜ジしながら、そんな事をいう。


「犬の散歩中にそんなサプライズがあるなんて……ウチもやってみたいな~犬の散歩」


「いやいや。まず、イヌのサンポをしている月夜がないよ」

その隣で「ないない」と手を横に振るイブキだった。

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