ふざイ。

いつものバス停にて――


「メガドラミニはカセットをさせないタイプかぁ〜……」

イブキがゲ〜ム系ニュ〜スの中にあった、記事を読んでいた。


「ファミコンのパクリパクリいわれてたけど、シヨ〜までまんまイッショだな〜……セガならなんかやってほしかった」

イブキがそんな風にメ〜カ〜へ過度な期待をする。


「カセットさせるとか、ネットにつなげてDLCでソフトついかするよとか、ラジコンになってはしるよとか、そんなキノ〜ほしいよねっ!」

そんな希望を口にする、イブキの隣では、


「あっ! メッセ〜ジきてる」

月夜がスマホ画面に表示されている通知に気づく。


「ん? 不在通知?? なんか買ったかな?」

記憶を探りながら、案内されるままに操作する月夜。


「でも、スマホの情報なんか登録してないのに不在通知ってとどくのね〜」


「……月夜。それダマされてない?」

月夜の声を聞いていたイブキがそんな事をいってくる。


「さいきん、はやってるみたいよ。サガワとかヤマトのなまえでメ〜ルきてそっくりのwebサイトからジョ〜ホ〜ぬきとるテグチ。こころあたりがないならムシしといたほ〜がいいよ」


「そんなの流行ってんのね。じゃ、この牛丼の香りがするネイルは――」


「うん。それ、まちがいなく月夜がたのんでる」

商品名を聞いてそう言い切るイブキだった。

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