ぐらんド。

 いつものバス停にて――


「そろそろ冷麺の季節か~」

 月夜は汗ばむ日差しを見上げながら、


「この季節は中華まんがなくなる代わりにザル蕎麦や冷麺、牛丼がおいし~季節よね~」

 なんか変なモノを混ぜつつ、グルメ系アプリを見る月夜。


「おっ! コンビニの冷麺比較記事あるじゃないっ!!」


「ふむふむ……セブンだけ具材が違うんだ~。ファミマは麺が硬くて、ロ~ソンは酸味が強い……結局、自分で食べて確かめるか~」

 月夜がそんな事を言っている隣では、


「ポテトにグランドサイズがト~ジョ~っ!?」

 イブキがファ~ストフ~ドの新商品を見ながら、そんな声を上げていた。


「いままでの1、7バイのサイズにっ!?」


「アンタ、この前ウチに量は割とど~でもいいって言ってなかった?」

 イブキの喜びように口を挟んでくる月夜。


「ポテトはベツなのっ!」

 そう言い返した後、


「ポテトはヒトがうみだしたシコ~のたべものなんだよっ! イブキさんポテトがスキすぎてセットたのんでもベツでポテトたのむぐらいだモンっ!」


「ウチの事言えないじゃない……」


「さらにかえりながらたべるよ~ポテトとイエでゲ~ムしながらたべるよ~ポテトもかえりにかうんだ~」


「そ~いえば、帰り道で食べてたわね。あれって二つ頼んだから食べ切れなくて食べてるだと思ってケド違うんだっ!? あと包み抱えてたケド、あの中にもポテトはいってたんだっ!?」

 一来店に四ポテトという数に驚く月夜。


「四つはさすがに食べ過ぎでしょ」


「いやいや。イエよ~はDQよ~とFFよ~とわかれてるからぜんぶ5コだよっ!」

 バイ~ンと片手を突き出しながら、ポテト愛を爆裂させるイブキだった。

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