からかいじょ~ズ。

 いつものバス停にて――


「ふむふみゅ~……からかいジョ~ズかぁ~」

 イブキがウェブコミックを読みながら、そんな声を洩らした。


「ねね。月夜、月夜」

 イブキは隣で山盛りの牛丼画像を見てウットリしていた月夜に声をかける。


「なによ~?」

 月夜は至福の時間を邪魔され、イヤそうな表情をする。


「ど~やったらオトコのコからかえるかな~って」

 イブキの唐突な質問に、


「そりゃ~……」

 そう答え、しばらく思案する。


「その人の事を考えて、近くで様子を観察して行動が読めるようになれば、考えを先読みしてからかえるんじゃない?」

 至極、まっとうに答える月夜。


「ふむふみゅ~……なるほど、なるほど……」

 イブキも真剣な表情で頷く。


「でも、なんでそんな事を聞くの?」


「それは~。オトコのコってオンナのコにからかわれるのスキじゃない?」


「それは人によるんじゃない? M気のある人ならそ~かもしれないケド……プライドの高い人はそうじゃないと思うわよ」


「ふむふみゅ……ベジ〇タみたいなヒトはムリっと……」


「それは、ちょっと極端だけど……。まあ、アンタの頭じゃからかえる人間なんて存在しないと思うケドね~」

 コツンとイブキの額を小突きながら、


「い、イヌぐらいならからかえるモンっ!」


「アンタ、人間としてそれでいいのっ!?」

 イブキの開き直った返しに驚く月夜だった。


これは【小説家になろう】で59件目のブックマ~ク登録の更新した記念に執筆されたものです。

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