いるカ。

いつものバス停にて――


「春のカルビ増量キャンペ〜ンか〜」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、某チェ〜ン店のイベントを見ていた。


「キムカル丼とカルビ丼が対象――カルビ丼……たまには牛丼じゃなくてもいいかな〜」

月夜はキムカル丼とカルビ丼が写った画像を眺めながら、そんな事を言っている隣では、


「ゲオがPSVRのとりあつかいテンポを302から1227テンポにカクダイかぁ〜……ねだんもやすくなったしフキュ〜してくれるといいなぁ〜……まあぁ、まずタイオ〜ソフトふやさないとね〜」

イブキがゲ〜ム系ニュ〜スを見ながら、そんな事を言っていた。


「あとエ〜ガとかほかのVRよ〜コンテンツにもタイオ〜させればもっといいけど……ん?」

関連項目のとこになにかを発見するイブキ。


「VRセカイでイルカとおよぐっ! おぉ!! こ~ゆ~のをPSVRでみえるよ~になったら、もっとジュヨ~でるんだよっ!!」

 そんな事を言いながら瞳を輝かせるイブキ。


「へぇ~……そんなのあるんだ~」

 隣にいた月夜がそんな声を洩らす。


「つ、月夜……」


「良さそうじゃない。ウチも好きよこ~ゆ~の」


「それはイルカがデッカくておいしそ~でスキてきなイミ?」


「さすがのウチもイルカは食べないわよっ!」

 引きぎみのイブキにそう返す月夜だった。

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