ごろちキ。
いつものバス停にて――
「マックシェイクにカフェオ~レあじト~ジョ~かぁ~」
イブキがグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「あのエンスイケ~のパックがトクチョ~てきなカフェオ~レをシェイクにしたのかぁ~……これはゼッタイにおいし~やつだよっ!」
イブキがそんな風に瞳を輝かせている隣では、
「あの……アレが復活っ!?」
月夜が信じられないモノをみたような驚愕の表情をしていた!
「いやいや。落ち着かないと、もしかしたらちょっと遅めのエイプリルフ~ルネタかもしれないし……」
月夜は深呼吸を一つした後に、
「…………」
どこかにおかしな表記はないかと注意深く確認する。
「……よし! たぶんこれは本当」
月夜は拳を小さく握り締める。
「あのカレ~界で熱狂的なファンのいる松屋のごろチキが一年ぶりに復活っ!? これは行かないとね~――じゅるり」
大きめのチキンがのったカレ~の画像を見ながら、そんな事をいう月夜。
「そんなにおいし~の?」
月夜の反応を見たイブキがそう聞いてくる。
「そりゃ~美味しいわよっ! チェ~ン店のカレ~とはおもえないほどのスパイシ~感に最高まで高められたチキンの完成度、店頭ポスタ~をみただけで奇声をあげるファンもいるぐらいだモン!」
「それって月夜のコトじゃないのよね?」
「ウチはそのポスタ~をもって帰りたくなるぐらいだから」
「いや、そっちのほうがメ~ワクだよ」
呆れ顔でそうつっこみイブキだった。
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