きたイ。

いつものバス停にて――


「インスタ映えする巨大ハンバ〜ガ〜?」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「お店の一五周年を祝う限定メニュ〜か〜」

そう言いながら人の胴体ほどもある巨大なハンバ〜ガ〜の画像を眺める。


「でも一五〇〇〇円はちょっと高いな〜。これならブロンコのハッピ〜コンボセットのがいいかな〜リブロ〜スとハンバ〜グ、チキンレッグの総勢一キロセット……値段は七〇〇〇円もするケド……」

三つの肉が盛られた皿を見ながら、


「最近、一キロを超える肉料理も珍しくなくなってきてるわね〜。はやく一キロ牛丼でるといいな〜」

月夜がそんな野望を口にする隣では、


「コ〜コ〜セ〜になってもキタイしちゃダメなコトかぁ〜」

イブキがこの春から高校生になる人にむけた、そんな記事を読んでいた。


「そ〜いえば、ヘンな――トクシュな? ブカツぐらいはあるかな〜っておもってたな、ブシツにレキダイのコンシュ〜マゲ〜ムをおいてるやつ」


「なかったから、つくろ〜とおもったら『ガッコ〜でゲ〜ムはちょっと……』みたいなハンノ〜でムリだった」


「あと生徒会がすっごい権力もってるとかもないよね〜。もう三月だけど、今年生徒会がやった活動まったく思い出せないモン!」

月夜がそういって口を挟んでくる。


「あとはテンコ〜セ〜もないよね」


「屋上もいけないしね」


「それはガッコ〜によってちがうみたい」


「まあ、ウチは校内に牛丼屋あれば文句ないケド……」


「そんなガッコ〜きっとどこにもないよ」

月夜の言葉にそう反論するイブキだった。

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