きょ〜ツ〜。

いつものバス停にて――


「う〜みゅ……おもってたのとちがうなぁ〜」

イブキが『しゅわしゅわ』と泡立つ飲料を飲みながら、


「も〜ちょっとメロンのアジつよくしてもい〜とおもうけど、あとクリ〜ムかんゼロなのはさすがにダメだよね」

透明で柔らかいペットボトル容器にはいった飲料を舌のうえで転がすよう味わいつつ、辛口の品評をするイブキ。


「あとあじスッキリとゆ〜か、もうミズだよね。ミズっ!」

そんな風に新商品の感想を洩らすイブキの隣では、


「人気の大型犬の飼い方とその性格か〜」

月夜がそんな動物記事を読んでいた。


「やっぱし一位はゴ〜ルデンか〜……おっきしモフモフだモンね! ウチも大好き!」

月夜は舌を出して耳が垂れてる長毛種の犬画像を見ながら、


「二位はラブラド〜ル……おっきくて、大人しいモンね! ウチも大好き!」

月夜は舌を出した短い毛の犬画像を見ながら、


「三位はスタンダ〜ドプ〜ドルなんだっ⁉︎ あんまり知らないケド、ウチも大好き!」

プ〜ドル特有のカットされた特徴的な毛をした犬画像を見ながら、


「四位はハスキ〜……いいよね。あのモフモフ感! ダブルコ〜トの犬種で日本では飼いづらい……大丈夫よっ! 牛丼食べとけば‼︎ ウチも大好きだし!」


「モンダイはあっちが月夜をだいすきになってくれるかだよね〜」

そう水を差すイブキだった。

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