まどんナ。

 いつものバス停にて――


「う、ウチとした事が……」

 月夜がグルメ系アプリを見ながら、なにやら落ち込んでいた。


「焼肉のさかいで五品半額……焼肉半額なのに……なのに……明日まで……気付くの遅かった」

 月夜が五品の画像が写ったスマホ画面を見ながら、ガックリと肩を落とす。


「ハラミに牛上ホルモン、ウィンナ~に三元豚……ドリンクバ~はど~でもいいケド……三元豚食べたかったなぁ~」

 月夜がそんな風に落ち込んでいる隣では、


「コ~コ~のマドンナあるある?」

 イブキがそんな記事を読んでいた。


「ふむふみゅ……そんなんあるんだっ!?」

 驚きながらも続きを読み進める。


「ニュ~ガクシキからオ~ラがちがう? みんなおんなじセ~フクきててもヒトリだけキラキラとかがやくようなオ~ラがでている? へェ~……そ~みえてんだ~」


「タコ~のヒトまでみにくる? そ~いえば、サイキンそんなヒトたちがいるよ~な~……」

 イブキは思い起こすようにそんな事を言う。


「――って、コトはやっぱしイブキさんってマドンナなんだっ!?」


「いや。違うって!」

 テレながら、その事実に気付いたイブキに背後から即否定する月夜だった。

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