ぼ~どク。

 いつものバス停にて――


「シャキっとした食感にポン酢で仕上げたアッサリ仕立ての牛丼――和風オニオンサラダ牛丼?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「ん~……牛丼にサッパリ系はね~。あっ! でも、朝食の朝牛にはよさそう」

 読み込まれた画像を見ながら、


「ウチはもっとガツンとした物が好きだケド……」

 月夜がそんな事を言っている隣では、


「サイキョ~のドクをもつオオヒキガエルをたべるカラスのチノ~がすごいとワダイかぁ~」

 イブキがそんな記事を読んでいた。


「オオヒキガエルはオ~ガタほしょくしゃもたおすキョ~リョクなドクをもつカエルだけど、カラスだけはしぬコトなくホショクするコトができる? なんでだろ? タイセイでもあんのかな?」

 カエルをクチバシで咥えたカラスの画像を見ながら、


「オオヒキガエルはクビからカタにかけてドクエキをだすから、そこをさけるようにたべる。へェ~……そんなキヨ~なコトできんのか~」

 感心したように言ってから、月夜に視線を向ける。


「なによ?」

 イブキの視線に気づき。


「ん~……ドクあんのにさけてたべるとか、月夜みたいだな~って」


「か、カエルは食べないわよっ!?」


「ドクのあるやつはたべるんだね」

 月夜の返しをそう取るイブキだった。

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