ますク。
いつものバス停にて――
「あのなんでもうってるトコがポテチメ~カ~とキョ~ド~でカイハツしたポテトかぁ~」
イブキがグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「なないろダシのポテチ?」
出てきた画像を見ながら首を傾げるイブキ。
「こんぶ、カツオ、しいたけ、エビ、アサリ、ホタテ、かきの7つかとったダシのポテチ? で、けっきょくなんのアジになんだろ??」
先を読み進めれば、進めるほど頭の上の疑問符を増やしていくイブキの隣では、
「ふ~ん……最近はマスクもいろいろあるのね~」
月夜が通販サイトを見ていた。
「ん? 月夜カフンショ~だっけ?」
小さめから立体、色もさまざなマスクの画像を見ている月夜に聞く。
「じゃ、カゼとかっ!?」
「ん~ん。いたって健康」
「だよね。つねにエイヨ~たっぷりだし、バカだモンね!」
「アンタに言われたくないわよっ!」
そんな風に返した後、
「じゃ、なんでマスクなんてつけんの?」
「これよ」
そういって差し出してきたスマホ画面には、
「ボ~ピザチェ~ンがネットちゅ~もんして、うけとるときにマスクをしていると41パ~セントオフ?」
「そそ。ウチってホラ、健康優良児だからマスクとかもってなくてさ~」
「でも、なんで41パ~セントなんてチュ~トハンパなわりびき?」
「なんか社内アンケ~トでマスクをする理由の一位で『花粉症で41パ~ンセト』が由来だってさ」
「へェ~……」
「ちなみに39パ~セントで『トッピングのつまみ食いを隠すため』らしい」
「月夜みたいなヒトがいっぱいいるカイシャなんだ~」
思わず、そんな事を言ってしまうイブキだった。
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