テ。
いつものバス停にて――
「スリ~ディ~エスエルエルぐらいのおっきさのパソコンかぁ~……ノ~パソ――ノ~パソなのかな? そもそも、もうスマホもノ~パソみたいなモンだし……それはそれとしても、コガタのゲ~ミングPCはほし~なぁ~! これがあればちょっとやすみジカンにコンテンツルレとか、ひるやすみゴハンたべながらキンキュ~いこ、バスのなかでレグひねってくっかな、とかできんだよね!」
そんな事を言いながら、続きを読み進める。
「ふむふみゅ~……15ニチからクラウドファンディングかいしかぁ~……このキジにあるゼンカイのキシュはデンゲンまわりがジャッカンふあんでサイアクはBIOSアップデ~トで2ドきど~しなかったゼンカアリっと……F〇、D〇、PS〇2はフツ~にうごきそ~だけど……う~ん……やっぱしこ~ゆ~のはパソコンいじるのがスキなオジサンとかがクノ~しながらつかうタイプのキカイだな~……ヨシ! おと~さんにかわせよっと!!」
イブキがそんな事を言っている隣では、
「あ~あ~……」
月夜がスマホ片手、もう片方の手を見ながらそんな声を洩らしていた。
「ウチの手……」
「もっとデッカくなんないかな?」
「なにいってんのっ!?」
月夜の呟きにイブキがそんな反応をする。
「テはちっちゃいほ~がカワクていいじゃん!」
イブキは月夜の手を取りながら、
「だって、鳥豚牛の肉のつかみ取り――手が大きいほうが有利じゃない?」
月夜がスマホ画面に映った焼き肉屋のイベントを見せながら、
「……月夜らし~けどテはそのままのほ~がいいとおもうよ」
イブキは女の子らしい月夜の手をムニムニ揉みながら、そう言うのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます