どっチ。
いつものバス停にて――
「コミケ会場周辺で毎回ゴミ拾いをしているTwitterユ~ザ~さんが年々ゴミが少なくなってきているとコメントかぁ~……みんなでつくるイベントだもんね! ポイ捨てはダメよねっ!!」
月夜がネットニュ~スの中にあった、そんな記事を読みながら戒める様にそう洩らす。
「こ~ゆ~人がいるとわっかてるとポイ捨てしにくくなるし、ネット記事扱いでもこ~ゆ~人の情報は拡散されるべきよね!」
月夜がそんな事を言っている隣では、
「いちご♪ いちご♪」
そんな歌を口にしながらイチゴのクリ~ムサンドを食べているイブキ。
「んふふふふふふふ♪ あとロ~ルケ~キにダイフクに――」
コンビニの袋をガサゴソしながら、
「いちごのメロンパンっ! やっぱりコレだよね~」
そういいながらピンク色のメロンパンを幸せそうに見つめる。
「それってイチゴなのメロンパンなの?」
イブキの声を聞きとめた月夜がそんな風に口を挟んでくる。
「ん? イチゴメロンパンだよ」
「だからイチゴパンなの? メロンパンなの?」
「だからイチゴメロンパンなんだって」
「む~……豚牛丼みたいな感じになってる……あっ! でもアリかも! 豚牛丼」
月夜は牛丼の上に豚生姜焼き肉をのっけた丼をイメ~ジする。
「ね。アリでしょ」
「いや……で、結局どっちなの? イチゴパン? メロンパン?」
「イチゴメロンパン!」
平行線な二人だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます