どじっこ。

いつものバス停にて――



「つゆだくを超える、アツアツ牛丼にダシ汁をドバ〜、ザバ〜してチャプチャプ牛丼にする?」

月夜が某回転寿司チェ〜ンの新作を見ながら、


「ほかのもポテトメガ盛りになるのかぁ〜……いいわね。クリスマスはチキンだと思ってたケド、牛もありだな〜」

澄み切った冬の青空にニワトリと牛のイメ〜ジを浮かべながら、そんな事を洩らす月夜の隣では、


「へェ〜……そんなまちがいすんだ〜」

イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スを読んでいた。


「月夜、月夜」

記事を読みながら、月夜に話しかける。


「Siriに101÷8って聞いてみてよ」


「ん〜面倒いな〜もう〜」

ブツブツ言いながら付き合ってあげる月夜。


「はい。12、626」


「ちがうよ。Siriにケ〜サンさせてみてよ」


「もう〜なんでもいいじゃない」

そう言いながらもSiriを起動させて付き合ってあげる月夜。


「ヘイSiri。101÷8は?」


『一万2625です』


「えっ!?」


「ビックリしたでしょ? Siriちゃんってショ~ス~~テンがよめないんだよっ!」


「へぇ~……でも画面のほうは合ってるわね」


「そう。オンセ~のほ~だけまちがうんだよ! ドジっこだよねっ!!」


「学校行くのに手ぶらなアンタに言われたくないと思う」

 月夜はなぜかスッゴイ軽装でやってきたイブキにそういうのだった。

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