いけんのそ~イ。
いつものバス停にて――
「キョ〜は……」
イブキはゲ〜ム系ニュ〜スアプリを起動しながら、
「ノットアヒ〜ロ〜にイグニスさんとバ〜チャロンがキョ〜はいしんなんだよね〜。はやくかえりたいなぁ〜……」
まだ家から出て五分でそんな事を言っているイブキの隣では、
「食材で一万相当のハンバ〜ガ〜が一九九〇円っ⁉︎」
グルメ系アプリの中にあった某ファ〜ストフ〜ド店の新作を見ながら、
「スペシャルボルチ〜二トリュフチ〜ズバ〜ガ〜もうなんか名前が豪華ね」
そんな事を言いながら続きを読み進める。
「ボルチ〜二ってなんだろ? あぁ……アレだお祭り男がとってた外国の松茸ポジなキノコだ」
読み込まれ画像を見ながら、
「白トリュフを四〇〇〇円分、価格が一九九〇円なのに四〇〇〇円分もかけちゃうんだっ⁉︎ しかもボルチ〜二茸やモッツァレラチ〜ズなんかもはいって……一四日限定だし、行くきゃないよねイブキ」
隣のイブキに同意を求めるも、
「いや、イブキさんキョ〜いっぱいゲ〜ムおとさなきゃだし」
「こっちは今日限定だよ」
「う〜みゅ……でもゾイへんじゃムシやザリガニたべれるし」
「しかも二五食限定よ」
「こっちだってバ〜チャロイド13キもいんだよっ!」
そんな噛み合っていない会話の応酬を繰り返す二人だった。
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