むきむキ。

いつものバス停にて――


「ある寿司チェ〜ンのタッチパネル音声が戦闘力が五三万あるあの方だと話題?」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「どれどれ――」

記事の下のほうに埋め込まれた動画再生をしてみる。


「ホントだっ! 宇宙の帝王様が「ありがとうございます」言ってりゅ⁉︎」

月夜がそんな事を言っている隣では、


「いまオトコのヒトはムキムキなオンナのコにムチュ〜?」

イブキがそんな如何わしい記事を読んでいた。


「そっか〜……いまはそんなんがモテんのかぁ〜」

イブキはケンシ◯ウの顔に自身を嵌め込んだ雑コラのような姿をイメ〜ジする。


「こんなのがイイのかぁ〜……さいきんのオトコのヒトはわっかんないなぁ〜」

全男子から「待った!」の声が聞こえてきそうな事を言う。


「う〜みゅ〜……でも、いまからカラダきたえたってクリスマスにはゼッタイまにあわないよね〜」


「……それにトレ〜二ングってなにやっていいかわっかんないし……やっぱしジュ〜リョクが100バイのトコでやるんだよね?」

イブキがマンガ脳を加速させていく。


「月夜!」


「ん?」


「イブキさん、せ〜しんとときのへやでス〜パ〜イブキさんになってくるよっ!」


「……なんかツッコミどころはいっぱいだけど、とりあえずなんでそ〜なったっ⁉︎」

イブキの宣言にそう返す月夜だった。

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