くりぼっチ。

 いつものバス停にて――


「う~みゅ……レイオンけんよ~のネックウォ~マ~かぁ~」

 イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「ナツでもフユでもつかえんのかぁ~……でも、なんかミタメがメカメカしててデスゲ~ムででてくるバクハツするチョ~カ~みたいだよね」

 イブキが商品の画像を見ながら、そんな感想を洩らす。


「ミタメからはそんなにあったかくなりそ~にはおもえないんだけど、ダイジョブなのかな~?」

 イブキがそんな心配をしている隣では、


「十二月の一一日から二五日の間に販売される高さ二〇センチのニクニクツリ~の丼っ!?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「クリスマスに一人で寂しい人にせめておいしい物で胃袋を満たしてほしいという願いから――余計なお世話よ!」

 記事にそんなツッコミをいれつつ、


「でも、これはスゴいわっ! じゅるり」

 読み込まれた画像を見た瞬間にそんな風に変わる。


「この特別な丼は通常の三二倍の量っ!? ゴハンの上に雪にみたてたトロロ、肉、キムチ、ネギをのっけたツリ~てっぺんにはニンジンの星飾りっ! いいじゃない!! こんなん食べられるなら一人でもぜんぜんいいわよっ!! ね、イブキ」

 隣にいるイブキに同意を求めるも、


「イブキさんはそんなモンよりカレシのがいい」

 アッサリと否定されるのだった。

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