にんずうとこんでぃしょン。

いつものバス停にて――


「ほほぉ〜……」

イブキがアゴに手をやりながら『にゃるほど』ねっとでもいいたげな声を洩らす。


「ホッポ〜メ〜サイはタマちゃんとキソさんがソ〜ビすると、ソ〜コ〜がプラス4にカイヒが9もあがんだっ⁉︎ しかもあらたにゾ〜セツアナにバルジつけれるよ〜になったし、もうずっとつけっぱ〜でよさげ」

ゲ〜ム情報を見ながら、そんな事を言っているイブキの隣では、


「ぎゅ、牛鍋ファミリ〜パックが店内でも販売っ⁉︎」

月夜が某牛丼屋チェ〜ンのそんな情報に歓喜の声をあげていた。


「しかも、いまなら店内販売限定でゴハンとタマゴがついてお値段据え置きの九八〇円っ! これ通販番組とかだったら驚きの声のエフェクトが鳴りまくってるわよね〜」

そんな事を言いながら、綺麗に盛り付けられた鍋の画像を見る。


「やっぱし冬は鍋よね――じゅるり」

月夜は瞳を肉にして目の前でグツグツ煮える鉄鍋を思い起こす。


「量がちょっと足んないのよね〜……」


「これヨニンマエってかいてあるけど……」


「き、きっと飲み会おわって深夜の〆ラ〜メン状態のおじさん四人前なのよ!

月夜がそんな謎理論をいって誤魔化すのだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます