ど〜じしんコ〜
いつものバス停にて――
「牛丼屋の牛丼がブタまん、牛まんの中華まんにっ⁉︎」
月夜が某牛丼チェ〜ンが通販サイトで売っている品を見ながら、
「ふむふむ……ブタまんは特製の生姜焼きダレ、牛まんのほうは牛丼でつかってる秘伝のタレでそのまま味付け、皮は厚みがあり、モチモチでほのかに甘みがあり、中の具材と相性がバツグンっ!」「
「こんなん最強じゃないっ! 絶対おいし〜モンっ! やっぱしこれからの季節は――」
「「中華アイスよね〜」」
途中で隣のイブキの声と重なり合う。
少し前――
「おぉ! ゆきみダイフクにギョ〜ムヨ〜さいずがあるんだっ⁉︎」
イブキが大きな箱に入った九個の大福画像を見ながら、
「やっぱりサムいときこそアイスだよね〜……とくにソトがユキふってるときにヘヤをポカポカにあっためて、ちらつくユキをみながらのアイスっ! これがサイコ〜のシュチュだよっ‼︎」
大福の画像を見ながら、
「ギョ〜ムヨ〜のス〜パ〜なんかでモクゲキジョ〜ホ〜あるな。みつけたらタイリョ~にコウニュ~しよっかな?」
親名義のクレジットカ~ドを握り締めながら、
「そして、ポカポカなヘヤからさむいソトをながめながらたべるんだっ! すっごいゼ~タク!! これこそサイキョ~のアイスのたべかた――やっぱしフユは――
「「中華アイスよね〜」」
好みは違えど、タイミングは抜群の二人だった。
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