あらわれたっ!?

 いつものバス停にて――


「宅配ピザを他人の家に届けさせるイタズラをされた従業員のTwitterでやめてほしいと意見を投稿かぁ~……」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「これってど~なんだろ? 実際には頼んでないワケだし……もしかしてお金いいからあげるってなるのかな?」」


「配達先の人が注文sていなければ料理は提供できなく破棄にっ!? その間にかかった手間賃や材料費はすべて店の金銭的ダメ~ジにっ!? そうなんだっ! 勿体ないうえに店かわいそうっ!!」


「大手のチェ~ン店ではイタズラ防止策を行っているが、具体的な事は言えないとの事かぁ~……なんだろ? ひそかに電話番号にこれは前にキャンセルがあったから注意とかウチみたに毎日頼んでる番号は超安心とか分けてんのかな?」

 月夜がそんな風に考えてると、


「月夜、月夜っ!?」

 唐突にイブキから切羽詰った声で呼ばれる。


「ん~? なによ??」


「み、みてよ……」

 イブキが震える指で指すしめす先には――


「め、メタルスライムがいるっ!?」

 イブキが指す方向には銀色の三角形の物? なのかよくわからない物が道に転がっていた。


「は、はやくたおさなきゃ! マジンぎりかイッセンヅキ? いやいやHPすくないしミダレウチ? やっぱしバクレツケンがいいかな?」

 そんな事を言っているイブキを余所にスタスタとソレに近づく月夜。


「月夜ダメだってっ! にげちゃうよっ!!」

 イブキを無視してヒョイを拾い上げ、


「自転車のサドル……昨日の台風でどっかから飛ばされてきたのかな?」

 そういって邪魔にならないように道の隅に置く月夜だった。

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