あるある。

いつものバス停にて――


「ウンエ〜ちゃんは……ウンエ〜ちゃんが……」

イブキがゲ〜ム情報を見ながら、そんな声を洩らしていた。


「つぎイベのサイシュ〜かいいきはすっごいって……いままでこんなコトなかったのに……ついでにテ〜トクのテ〜トクっていったいなんだろ?」

イブキがそんな開発チ〜ムの発言に恐怖している隣では、


「スマホあるある?」

月夜がそんなタイトルの記事を読んでいた。


「ウチは文字うつときに手元しか見てなくて、後で確認したらトンデモナイ意味不な文章になってる事多いかな〜」


「イブキさんねながらイジってて、カオにチョクゲキっ! ってのがあるよ」

イブキが口を挟んでくる。


「あるある。大抵、角が当たんのよね〜」

 月夜が過去に『ガツン!』した事がある額を摩りながら同意する。


「ほかにもタップしたトコじゃないトコがハンノ〜するよね?」


「ウチは長押ししての範囲指定? あれがうまくできないなぁ〜」


「でも一番はアレよね〜」


「アレだね! なるとイラっとする」


「タップしたとき、はかったよ〜にでてくるコ〜コク! しかもタイミングよくタップしちゃってベツガメンがヒョ〜ジされるっ‼︎」」


「あるある」


「たいて〜あたらし〜ソシャゲだけど、やってみるとイガイとおもしろい」


「いや、それはないっ! ウチは『そっとじ』か『〈』押し」


「でも、ちょっとぐらい……」


「ない。一刻も早く元のペ〜ジに戻りたい」


「……そっか」

FPSでフレンドリ〜ファイアを喰らったかのような表情でそう洩らすイブキだった。

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