で~たてんソ~。
いつものバス停にて――
「一〇月一〇日はスパゲティの日かぁ~……」
月夜はグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「期間中に来店したら次回使えるナポリタン無料券をプレゼント。たまにはこ~ゆ~のもいいかも?」
月夜は真っ赤なミ~トソ~スの上に目玉焼きが乗った大盛りナポリタンの画像を見ながら、
「ウチの好みとしてはもっと肉ドカっ! タマゴもいっぱい、タマネギとゴハンもつけちゃうぞ~みたいなやつがいいけどなぁ~……」
完全にナポリタンを牛丼に魔改造しよとしている月夜の隣では、
「むっ! シンカンセンをつかったコ~ソクデ~タてんそ~?」
イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んで『?』と疑問符を浮かべていた。
「シンカンセンをつかったってど~ゆ~コトだろ?」
イブキは新幹線の上にある電線みたいなモノに大容量のデ~タをバリバリっと送るイメ~ジをしてみる。
「う~みゅ……ちがうきがする……わっかんないけど……」
そう洩らして先を読み進める。
「このホ~ホ~ならいまイチニチ1、2テラバイトしかおくれないトコを3ジカンで30テラバイトのデ~タをソ~シンできる――おぉ! すっごいじゃん!! なにそのカクシンテキギジュツっ!!!」
そしてイブキはその新時代の革新的技術をもちいた転送技術を写した画像を見て――
「30テラのデ~タがはいったパソコンをシンカンセンではこんでるだけじゃんっ!?」
画像は新幹線の快適な座席の上に載せられたコンピュ~タ~――を見ながら、そう叫ぶイブキだった。
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