たいしョ~。

 いつものバス停にて――


「いよいよコンシュ~まつからサンマだっ!」


「ぬ! 秋刀魚っ!!」


「あぁ! ゲ~ムのはなしだからきにしないで」

 月夜が旬の食材に敏感な反応を示すのを諫めるイブキ。


「サンマにはカイボ~カンのドロップとカイボ~カンによるあらたなキンダイカキシュ~ってなんだろ? タイセンあがっちゃうケ~なのかな?? そしたらヤマト(タイセン100)とかできんのかなっ!? ど~なんだろ???」

 イブキがゲ~ム情報を読みながら、想像を膨らませている隣では、


「食べ物チェ~ンランキングかぁ~……」

 月夜が最近、別に記事が不満だった事もあり似たようなものを読んでいた。


「今度は大丈夫よね」

 そんな事を洩らしてから先を読み進める。


「五位はカツ丼屋かぁ~……わかるわかる」


「四位に松屋! やっぱし牛丼は人気よね~うんうん」

 満足そうな表情で頷く。


「三位はすた丼、当然よね。家の前にほしいぐらいだモン」


「二位はなか卯かぁ~……ロ~ストビ~フ重おいし~な~わかるわぁ~」


「そして一位はやっぱし吉野家っ! やっぱりね~、牛丼嫌いな人類なんて存在しないのはこれで証明されたわねっ!!」

 満足そうな表情でそう宣言する月夜のスマホ画面を覗きこむイブキ。


「これ30~50さいのオトコのヒトをタイショ~にしたアンケ~トってかいてあるよ」


「た、たまたまよ! きっと年齢性別を無しにしても同じ結果になってたわっ!!」

 イブキの言葉に苦しい反論をする月夜だった。

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