まかせとけっ!

いつものバス停にて――


「あっ!」

月夜はオシャレ系アプリの中にあった、広告に興味を惹かれた。


「このリップバ〜ム、カワイイ!」

五色のペン型リップバ〜ムの画像を見ながら、そんな声を上げる。


「今までフツ〜のリップクリ〜ム使ってたケド、これにしてみよ〜かな? 保湿もできるし、UVカットもできるし、プルプルな唇きなるし、フル〜ツの香りもするし」

完全に広告に引っかかっている月夜の隣では、


「そ、そんな……」

スマホ画面を喰い入るようにして見るイブキの姿。


「月夜、月夜」

イブキはスマホ画面を見せながら、


「あしたチキュ〜ほろびんだってっ!」


「ふ〜ん……」

イブキのあせった物言いに月夜はそう返した。


「なんで、そんなにうすいハンノ〜なのっ⁉︎」


「だって、滅びないし」


「こんどはホントかもしんないよ〜」


「大丈夫よ。そ〜ゆ〜の当たったためしがないから、それに――」


「それに?」


「もし的中したらウチがなんとかするわよ」

9月24日がきたら月夜のおかげかもしれません。

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