えくすかりパ〜

いつものバス停にて――


「横浜には手作り餃子の自販機がある?」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「ラインナップは餃子、肉餃子、水餃子、小籠包だいたい一〇〇〇円前後かぁ〜……自販機の中じゃ割とするほうね」

そんな事を洩らしながら先を読み進める。


「あぁ……冷凍品で帰ったら自分で焼かないといけないのね」

自販機で購入後すぐにホカホカな餃子が食べれると思っていた月夜は露骨にガッカリした様子をみせる。


「それでも味は絶品かぁ〜……横浜いく機会があったら探してみよっかな?」

そんな事を呟く月夜の隣では、


「イギリスでイズミのなかからツルギがっ⁉︎ はっけんしたのは7サイのショ〜ジョっ⁉︎」

イブキがそんなニュ〜ス記事を読んでいた。


「おぉ! これはあらたなモノガタリがはじまりそ〜!」


「そのニュ〜ス、地元のイギリス紙でもB級扱いなのに日本だと結構おおきく報道されてるよね?」

月夜が首を傾げながらそんな事を言ってくる。


「そりゃ〜ニホンのヒトはこ〜ゆ〜ロマンだいすきだモンっ! それにひろったのがヨ〜ジョってのもポイントたかいんだよっ‼︎」


「そ、そうなの……?」


「ふふん♪ ほら、このきじのコメントもひろったヨ〜ジョといっしょにせかいをすくうタビにでたいってコメントばっかしだよ」

スマホ画面を見せながら、そんな事をいうイブキ。


「なんか……また日本が誤解されそ〜な案件ね」

そのコメントを読みながらそう洩らす月夜だった。

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