かんがル〜

いつものバス停にて――


「9ガツの10カまででイベントしゅ〜りょ〜かぁ〜……」

イブキがスマホでゲ〜ム情報を漁っていると、


「おっ! ど〜じつの『あるオ〜ガタかいがいク〜ボのカイニ』っ⁉︎ サラトガだっ! しかもランカ〜ほ〜しゅ〜もF6Fヘルキャットだったしっ! これはキタイできるかも? そもそもヘルキャットならタイク〜ち13ぐらいあってもよさそ〜だけどなぁ〜……ジュクレンやセ〜ノ〜こ〜ジョ〜がたなら『シンデンカイ』の15もこえてるとおも〜けど……センリャクゲ〜ムだと、そんなかんじだったし〜。ギレンのヤボ〜にたとえると、『ヘルキャット』がザクでゼロセン(52)が61シキセンシャぐらいのセ〜ノ〜さあったモンっ!」

イブキがそんな艦上戦闘機の性能について考えている隣では、


「あぁ……ついつい何回も見ちゃうなぁ〜……ウチの心のオアシス見つけちゃったかも……」

月夜が飼育員の手に擦り寄る子供カンガル〜の動画を見ながら、緩んだ顔でそんな事を洩らしていた。


「何回も見ちゃうわ〜ウチにのこんな風に懐いてくれるのかな〜?」


「でも、カンガル〜っておいし〜らし〜よ」


「なんて事言うのっ⁉︎」

イブキの言葉にイヤそうな表情でそう返す月夜。


「だって、ほら――」

イブキの見せるスマホ画面には、


「カンガル〜の肉はオ〜ストラリアでは一般的でス〜パ〜でも買える。高タンパクなのに低カロリ〜、コレステロ〜ル。牛や豚と違う赤身でクセがなく、キメ細かなロ〜ストビ〜フのような感じ……だめだめ、こんなに可愛いモノ食べちゃダメよっ!」

自分に言い聞かせるよう呟く月夜。


「でもス〜ネンするとこ〜なるよ」

イブキがガチムキなカンガル〜の画像を見せる。


「それなら食ってもいいわっ!」

アッサリそう言い切る月夜だった。

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