おもいデ。

いつものバス停にて――


「吉野屋で釜あげシラス丼を販売……」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「いやいやいや! やっぱし牛丼でしょ‼︎ 牛丼いってから、ちょっと今日は……ってときにシラス丼はありかもだけど、吉野はいって牛丼食べないなんて……そんな事はありえないっ‼︎」

今日も牛丼愛を炸裂させている月夜の隣では、


「う〜みゅ……シンガタは14マンエンいじょ〜。64、256、512ギガバイトのストレ〜ジかぁ〜。ネダンもすっごいたかいけど、512ギガもつかうかな〜? 512ギガってパソコンでもなかなかつかわないリョ〜だとおもうけど……」

イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった新型スマホの情報を読んでいた。


「512もあったらいろんなド〜ガとってもぜんぜんあまりそ〜……月夜のギュ〜ドンたべてるトコとかギョ〜ザとかカルビとかニクマンとか……」

イブキは最近、自身のまわりであった出来事を思い起こす。


「――って、月夜がなんかたべてるシ〜ンしかでてこないっ⁉︎」

夏休みの思い出を振り返って愕然とするイブキ。


「失礼ね! ウチだってスタバやマックで――」


「マフィンとハンバ〜ガ〜たべてるシ〜ンしかでてこないけど……」

月夜の言葉に 再生された記憶を思い起こしながら、


「イブキさんのナツヤスニ『ガッコ〜』『月夜』『なにかたべてる』の3つしかしてないっ⁉︎」

なに一つ夏らしい事をしてない夏休みショックを受けるイブキだった。

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