の〜ト。

いつものバス停にて――


「ウチはカピバラになりたい」

月夜がカピバラと異種動物との触れ合いという画像を見ながら、そんな事を洩らす。


「アリクイにアゴ乗せされたり……サルによじ登られたり、ネコに擦り寄られたり、いいなぁ〜」

犬ぐらいの大きさのカピバラが二倍ほどもあるアリクイに下敷き――見ようよってはカピバラの背中にアリクイがアゴ乗せしてるようにも見える画像を見ながら、


「あぁ……いいなぁ〜……」

他に犬やウサギ、カメ、果てはワニと戯れるカピバラの画像を見ながらホッコリしている月夜の隣では、


「ジュギョ〜チュ〜にノ〜トをとらずスマホでコクバンをサツエ〜したコトのあるガクセ〜は90パ〜セントいじょ〜っ⁉︎ 」

イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事に得心がいったとう表情をする。


「だよね〜。みんなやってるよね〜! だいたい21セ〜キにもなって、ナンゼンネンまえからあるテがきなんてホ〜ホ〜をとってるほ〜がヘンだよっ!」

そう力説するイブキ。


「でも書いたほうが覚えない? あと授業中に『カシャカシャ』音がするのも……ねぇ」


「え〜! そこはガマンしてよっ‼︎ サイゴに『カシャ』ぐらい」


「わ、わかったわよ……ん?」

なんか納得できない心の疼きを抱えたまま。


「よし! これでシュ〜チュ〜してねむれる」


「いや授業聴きなさいよっ!」

結局、怠けたいだけのイブキだった。

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