しせんのさキ。

 いつものバス停にて――


「ふ~ん……今年のコミケは来場者数が減ったのかぁ~……」

 月夜が愛用のネットニュ~スアプリの中にあった、そんな記事を読みながら、


「あっついモンね~。わかるわ~……なんで死者がでないのか不思議ばくらいだもんなぁ~……」

 月夜は頭上で輝く太陽を見上げながら洩らす。


「まあ、ウチ行くけどね~」

 月夜がそんな事を言っている隣では、


「ミズギのオンナのコのドコをいちばんみているかオトコのヒトにきいてみた?」

 イブキがそんな如何わしい記事を読んでいた。


「これはよんどかないとネ。まあ、イブキさんはどこもミリョクてきだからみるカショをしぼるなんてできないとおも~けど」

 イブキが自信満々でそんな事を言った後に記事の続きを読み進める。


「まずアシ? へぇ~……そ~なんだ。イブキさんのキャクセンビをみてんだねっ!」

 イブキはスニ~カ~を履いた自身の足を見下ろしながら、


「つづいて、おしり――んでもおもってオナカかぁ~……そんなトコみてんだ」

 イブキは自分のお腹をポンポン叩きながら、


「いちばんアンケ~トのかずがおおかったのは――」


「ムネっ! やっぱしか~そこがいちばんイイだよね~。オトコのヒトは」

 イブキは『仕方ないなぁ~』といった様子で、


「イブキさんのムネもオトコのヒトのヨクジョ~かきたててんのかぁ~」


「ないモノを見ろってアンタも結構、無茶言うわね」

 調子にのってきたイブキにそう冷や水をぶっかける月夜だった。

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