びふぉ~あふタ~

 いつものバス停にて――


「ドラクエのラクラクれべるあげハッケンしたヒトすごいなぁ~……」

 イブキがゲ~ム系ニュ~スを見ながら、そんな事を洩らした。


「Ⅴにもあったけど、メダルお~のシマでいっぱいでるマッドハンドをシュジンコ~がひとりパ~ティ(なかまはallバシャ)キセキのツルギそ~びでコントロ~ラ~をレンシャモ~ドにしとけばジド~でふやして、たおしてをくりかえして――おわりたかったらバギクロスつかえば、ぜんぶたおせるやりかたでガッコ~にいってるアイダにジド~レベリングとかやったなぁ~……」


「こんかいのはレンケ~つかうから、ちょっとフクザツ。まずシュジンコ~とイケメンとオッパイのサンニンで『ス~パ~ル~レット』つかったあとにシュジンコ~とオッパイとオネ~で『スペクタルショ~』をつかうと、あいてモンスタ~がはぐれメタルかメタキンにかわる、それをたおすとケ~ケンチたいりょ~ゲットかぁ~……ゾ~ンたいきがちょっとメンドイけどコ~リツてきだな~」

 イブキがそんな事を言っている隣では、


「う~ん……いいなぁ~……」

 月夜がスマホである動画を見ながら、そんな声を洩らしていた。


「な~にみてんの?」

 そのデレデレな表情がきになったイブキは月夜のスマホ画面を覗き込む。


「見てよ。カワイイわよ」

 月夜が見ていたのは子供のカンガル~が飼育員の手にスリスリとなついている動画であった。


「わぁ! ホントだ」

 イブキもその愛らしい姿にそんな声を洩らす。


「ね。どんな感じなんだろ~?」


「オンラインゲ~ムなかまがいってたけど、カンガル~ってふるいセ~タ~みたいなゴワゴワしたかんじらし~よ」


「へぇ~」


「あと、いまはこんなカワイ~けどオトナになったらムキムキ――」


「それ以上は言わないでっ!」

 イブキが昔、見せたマッチョカンガル~の画像を思い出しながら、そう言う月夜だった。

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