ぷロ。
いつものバス停にて――
「に、肉のつかみ取りっ!?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな奇怪な記事を読んでいた。
「ホルモンで有名な焼肉が赤字覚悟で実施かぁ~……」
月夜は自信のそう大きくもない手を見ながら、
「グロ~ブとかハメちゃダメだよね~……やっぱし……」
月夜がど~にかしておっきくできないモノか思案している隣では、
「ドラクエゆ~きゅ~!?」
イブキがそんな声を上げる。
「いいなぁ~……シャカイジンのヒトはガクセ~もやすんでるのにシュッセキあつかいのキュ~ジツってないんかな~」
社会人の苦労も知らずに、そんな事を言う。
「家にいる間にちゃんと自習してればいいと思うケド……」
「そんなんしらいっ! がんばってショ~ライのためにゲ~ムスキルをアップをっ!」
「ためになってるのっ!?」
「ほら~スケ~トとかショ~ギだってガッコ~やすんでギリョ~のアップしてるヒトいるじゃん」
「そ~ゆ~人はほら、大人の――プロの世界で結果残してる人でしょ?」
「そっか! プロかeスポ~ツもプロリ~グができればっ!! よしっ!!!」
「いや! そこじゃない!! アンタがいま学校に行くのは夏休みの宿題をやんないからだからっ!」
夏休み中にも関わらず付き合ってあげる月夜が正論を言うのだった。
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