すぴナ〜

いつものバス停にて――


「スト4がアイフォンででてたんだぁ〜……」

イブキがゲ〜ム情報を見ながら、そんな事を呟いていた。


「スマホのソ〜サセ〜をコ〜リョしたかんたん、ひっさつわざニュ〜リョクをト〜サイ、かつテクニカルなプレイがカノ〜……いいね! こ〜ゆ〜スマホでてがるにできるスキルアップ。そ〜いえばスト5のせかいたいかいでもニホンジンがユ〜ショ〜したし、これはeスポ〜ツがオリンピックになるヒも――いや、むしろeスポ〜ツのみでコ〜セ〜したオリンピックをっ!」

イブキそんな壮大な野望を口にしている隣では、


「ハンドスピナ~かぁ~……」

 月夜がスマホ画面を見ながら流行りの玩具を口にしていた。


「ん? 月夜ハンドスピナ~やりたいの?」

 イブキはカバンをゴソゴソすると、中から二枚羽や三枚羽タイプの様々なハンドスピナ~を取り出す。


「アンタできんのっ!?」

 月夜は『グラドル』『ハンドスピナ~』といったタグの付いたインスタ画像を見ながら、


「もちろんっ! イブキさんにできないワザはないよっ!!」

 自信満々にそう言い切るイブキ。


「そもそもアンタじゃできないでしょ」

 月夜は『おっぱい』『ハンドスピナ~』といったタグのついた画像を見ながら、


「もうっ! いったいどんなワザみてんのっ!!」

 そういって月夜のスマホ画面を見るイブキ。


 そこには――


 セクシ~なグラビアアイドルが胸の上でハンドスピナ~を回している動画。


「ね。できないでしょ?」

 イブキは無言で頷いた。

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