げ〜げキ!

いつものバス停にて――


「メガスバ〜ガ〜っ!」

月夜がグルメ系アプリを見ながら、夏の暑さもすっとばす勢いの声をあげる!


「約一六人分のハンバ〜ガ〜っ! いいじゃないっ‼︎ こ〜ゆ〜の大好きっ!」

高めのテンションで表示さてた画像を食い入るように見つめる月夜。


「う〜ん……二キログラム? 意外と少ないわね……一六人分なら一六〇〇キログラムいると思うケド……」

月夜が自分目線の量を呟いてる隣では、


「NASAがインセキにウチュ〜せんをぶつけてキド〜をそらすジッケンをおこなうっ!」

テクノロジ〜系ニュ〜スにあった、そんな記事を見ながら声をあげた!


「おぉ! これでチキュ〜メツボ〜がカイヒできるっ‼︎」

 イブキがそんな風に感激していると、


「なに? そんな事がそんなに凄いの?」

 月夜が全く興味なさそうにそう言ってくる。


「え~! ジンルイがいままでなすすべのなかったインセキのチョクゲキをカイヒできる~になったんだよっ! スゴくないっ!?」

 嬉々としてそう語るイブキに、



「よっ!」

 傍らのバス停を片手で持ち上げ大きく振りかぶると――


「せいっ!」

 ブンっ! という音を残して、音の壁をアッサリブチ破りグングン加速したまま夏の青空へと消えていく!


「バス停当てれば直径一〇キロ以内ならなんとかなりそ~だケド?」

 投げた動作で多少、乱れた髪を整えつつ言う月夜に、


「う~みゅ……インセキきたら月夜にハンバ~ガ~とバスて~あげればすくえるかもしれない」

 バス停の消えた彼方へ視線を向けながら、そう洩らすイブキだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます